猫の物語
主人公 猫
猫は寺町に一人でお買い物にきました。
まだ寒い日が続いていますが、商店街はもうすぐ来る春を待っているような少し温かい雰囲気を感じます。
今日は何かいいもの見つかるかな。
猫は寺町三条でお店を見つけました。
どうやら「r-りん」というお店みたいです。
お店の表にはたくさんの靴。
やっぱり春を感じるものが多いです。
表の靴は歩きやすそうな靴がほとんどでした。
コレからの季節に履きたくなるものばかりです。
春の匂いにつられて、猫は店内にと誘い込まれていきました。
まずは綺麗なアクセサリーがガラステーブルの上にありました。
猫は綺麗なものが大好きです。
ジッと眺めていると吸い込まれそうになりました。
少し動物のようなバッグを見つけました。
とても柔らかい皮で出来たとても小さなポシェット。
でも猫には少し大きすぎました。
これはなんだ???
黒いモコモコです。
店員さんに聞いてみることにしました。
猫「あの黒いのはなんですか?」
店員「あれはマフといって、寒い時期に手を入れて温かくするものですよ。中に口紅やお化粧道具を少し入れておけるので、パーティーの時に持っておくと、とても便利なアイテムです.」
猫「なるほど。」
丁度その時にいたお客さんに持ってみてもらいました。
なるほどこれは温かそうだ。
猫はそれからも店内にあるいろんなアイテムを見て、試着したりしました。
アストラカンのコート。
温かくて素敵だけど、猫には少しサイズが大きすぎました。
サイズがピッタリなら、、、残念そうな猫。
綺麗なヒール達。
sergio rossi や JIMMY CHOO。
猫の世界でも憧れのブランドなのでしょうか??
illestevaのサングラス。
コレも少し大きめですが、これはありかな。。。。
壁にかかっている少し昔を感じる服も素敵だな、と猫は思いました。
だいたいの人が、少し前の時代のほうがよく見えるといいます。
猫も時代の変化を感じているのでしょうか?
なかなかピッタリくるものが見つからない猫。
店員さんに聞きました。
猫「私に合うモノありますか?」
すると店員さんはスッとあるものを見せてくれました。
店員「この帽子はいかがですか?もう少しで来る春にピッタリの帽子です。」
猫は帽子を受け取って、鏡の前で被ってみました。
ピッタリでした。
猫はこの帽子をとても気に入って、コレに決めました。
ピッタリだったので今すぐ被って帰ろうかと考えましたが、もうすぐ来る春を楽しみにしておこうと袋をもらってルンルン気分で帰っていきました。
春が待ち遠しい猫の一日でした。
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